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寝汗がひどいと不眠が起こりやすい

公開日:2022年11月13日 更新日:2023年03月20日 東洋医学ではひどい寝汗とともに起きる不眠症や睡眠障害は“心腎不交”という状態をいいます。 この心腎不交は東洋医学の臓腑である心と腎の働きが低下したときに起こる病態です。 今回は東洋医学の臓腑である心と腎を解説します。

東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。
目次

心の特徴

心は五臓六腑が調和を保って活動することを監督しています。 心が安定して機能していれば精神が充実して的確な判断を下したり、正しく思考をすることができます。 また心は血液循環にも関わっており全身に栄養を送る働きもあります。
心の働き
①血液循環をスムーズに行い、全身を栄養しています ②精神を充実させ、意識や思考活動がしっかり行われます ③味覚が正常で言語をはっきり話すことができます ④発汗は心の機能を反映しています
【心の働きが低下すると】血液循環の不調
心は血液を循環させる原動力であり、血液を運搬する重要なパイプでもあります。 心が弱くなると血液の巡りが悪くなり顔の色つやに反映されます。 以下のような症状は心の機能が低下しています。 ①不眠②動悸③物忘れ④気短⑤顔面蒼白⑥胸痛⑦不整脈
【心の働きが低下すると】精神の不調
精神状態、思考活動に関わっているため心機能が乱れると精神的な活動に影響が出てきます。 以下のような症状は心の機能が低下しています。 ①ヒステリー②物忘れ③夢を多く見る④不眠
【心の働きが低下すると】発汗の不調
汗は心(しん)の液と呼ばれており、心の状態を表します。発汗の仕方によって心の機能がわかります。 以下のような症状は心の機能が低下しています。 ①自汗(じっとりと汗をかく)②大量に汗をかく③寝汗をかく
腎の特徴

腎の中医学的な生理機能は精気を蔵し、発育成長、生殖を主ること、また水分代謝も管理しています。 これらが衰えると老化現象が加速し耳鳴り、難聴、健忘症などの症状や生殖能力の減退、浮腫などの症状が起こります。
腎の働き
①精(生命エネルギー)を蓄えています ②骨髄、脳髄を管理しています ③耳と排泄機能に関わっています ④体液など水分の調整を行っています ⑤尿の生成を行っています
【腎の働きが低下すると】精の不調
精とは人体の成長や発育、生殖などの生命活動に必要とされるエネルギーの基礎物質です。 腎に蓄えられている親から授かった「先天の精」は飲食物の消化吸収により得られる「後天の精」で補充されます。 腎の働きが低下すると、精が足りなくなり発育、生殖、五臓六腑の機能に影響が出てきます。 ①不妊症②発育不良③精子の減少
【腎の働きが低下すると】脳と骨髄の不調
腎は精を蔵してその精は髄を生みます。 髄は骨に栄養を与えたり、髄を集めて脳を作ります。 この腎が低下すると知能や発育に影響を与えます。 ①めまい②健忘③歯がゆるむ④動作緩慢
【腎の働きが低下すると】耳と排泄機能の不調
腎は上部では耳と関係があり、下部では生殖器や肛門と関係しています。 腎が低下するとこれらの器官に不調が起こります。 ①耳鳴り②大小便の異常
【腎の働きが低下すると】体液調整の不調
体液を調整する作用があり、体内の水分を保留したり排泄したりします。 この排泄機能と保留機能の平衡関係が崩れると水分代謝の異常があらわれます。 ①浮腫②水腫
ひどい寝汗と不眠症は東洋医学に基づく鍼灸治療で治る
ひどい寝汗と不眠症は西洋医学では自律神経の乱れにより機能が失調を起こしたことによる症状です。 東洋医学ではこの「心と腎」の機能低下によっておこるものと考えます。 西洋医学ではこのような症状には睡眠薬や抗不安薬など中枢神経に作用する依存性の高いものを処方して対処します。 しかし、症状に対する根本的な改善には至らない対処療法のみになります。 東洋医学では薬物を使わずに寝汗や不眠症の原因となる体質を改善する根本的な治療になります。 ぜひ、薬の服用を心配している方や寝汗や不眠症でお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

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