BLOG

ブログ

むくみが治れば頭痛と肩こりは完治する

むくみが治れば頭痛と肩こりは完治する
公開日:2022年11月12日
更新日:2023年09月10日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

むくみによって起こる不調に肩こりがある

人の身体は約60%が水分でできており、その体内の水分の3分の2は「細胞内液」という細胞が内側に含んでいる水分です。その残りの3分の1は「細胞外液」といい、血液に含まれる水分や、細胞と細胞の間を満たしている水分になります。
これらの水分は、細胞に栄養を送ったり、老廃物を除去する役割を担っています。水分はこのような働きを通して細胞や血管の中を行き来しながら体内の水分のバランスを保っているのが特徴です。しかし、このバランスが崩れて細胞と細胞の間に水分が溜まったり、異常に水分が増加したのが「むくみ」と呼ばれる現象です。
このむくみによって起こる不調に実は肩こりがあります。今回はこのむくみと肩こりについて東洋医学に基づく考えで解説していきます。

むくみは東洋医学で対処すれば完治できる

むくみは東洋医学で対処すれば完治できる
津液は水液から生成され、身体に潤いを与えたりや血液に変化させる働きがある物質です。
水液は体内で使用済みになった液体または体内に取り込まれたものの津液使用されずに溜まった物質です。
水液は排泄されるべき物質であるため、身体に留まってしまうと悪影響を及ぼすため水毒(すいどく)と呼ばれます。
浮腫(むくみ)はこの水毒によって起こると東洋医学では考えます。肩こりはこの水毒によるむくみによって起こる場合があります。
今回はこのむくみと肩こりの東洋医学的診断方法で解説します。

むくみの状態を調べるポイント

①浮腫が強くなる条件はなにか
②浮腫が強くする因子、浮腫が弱くなる因子はなにか

【問1】どのようなときに浮腫が起こりますか

長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしで起こる
→気の不足によって津液を巡らせる力が不足している状態です。
・疲れてくると起こる
→気の不足によって津液を巡らせる力が不足している状態です。
・足を長時間下げていると起こる
→気の不足によってリンパ管に取り込む力が弱くなっている状態です。
・風邪の初期症状のときに起こる
→呼吸器系の機能が弱くなっている状態です。
・月経前に起こる
→気の巡りが弱くなり身体の内側に湿気が溜まっている状態です。
・月経中に起こる
→血液の巡りが弱くなり血液が滞っている状態です。
・時間や姿勢に関わらず常に起こる
→身体の内側に水液と湿気が溜まっている状態です。

【問2】どうしたら浮腫が良く(悪く)なりますか

身体が疲れると悪くなる、休むと良くなる
→気が不足している状態です。
・適度の運動で良くなる
→気の不足、気の滞りが起きている状態です。
・足を高く上げると少し良くなる
→気の不足によってリンパ管に取り込む力が弱くなっている状態です。
・排尿(利尿)すると良くなる
→身体の内側に水液と湿気が溜まっている状態です。

気の不足による浮腫、3つの原因

気の不足による浮腫、3つの原因
気の不足による浮腫、3つの原因
①気の力によって津液を巡らせますが、気が不足することによって津液も水液も停滞してしまい浮腫が起こります。
②気の力によって「水液から津液を生成」させますがこの働きが低下してしまい、余剰な水分(水毒)が形成されます。またこの余剰な水液を排出する働きも低下することで浮腫が起こります。
③気の力によって津液を正常な位置に保持しますが、この働きが低下すると津液は下へと溜まっていきます。これが下肢の浮腫に関係しています。

肩こりの状態を調べるポイント

①どのように肩こりを感じるか
②肩こりを強く感じる因子、肩こりが軽くなる因子
③肩こりに伴う他の症状があるか

【問3】どのようなコリ(痛み)があるか

張っている感じ、詰まる感じ、凝る感じがする
→冷たい風に当たる、気や血液などが滞っている、湿気に阻まれて気が詰まっている状態です。
・引き攣れる感じ、縮こまる感じがする
→血液の不足が起きている状態です。
・重い感じがする
→気や血液の巡りが湿気に阻まれている状態です。
・鈍い痛み、シクシクと痛む感じがする
→気の不足により起きている状態です。
・強い痛み、刺すような痛みがする
→血液の巡りが悪くなり滞っている状態です。

【問4】どうしたら肩こりが良く(悪く)なりますか

冷やすと悪くなり、温めると良くなる
→冷たい風によって身体が冷えている状態、またはストレスなどにより気や血液の巡りが悪くなっている状態です。
・同じ姿勢でいると悪くなり、動くと良くなる
→気血の巡りが湿気に阻まれている状態、気や血液などが滞っている状態、血液の不足が起きている状態などが考えられます。
・疲れが溜まってくると悪くなる、身体を休ませると良くなる
→気の不足によって起こっている状態です。
・考え込んだり、目を使い過ぎると悪くなる
→血液の不足が起きている状態です。
・イライラしたりすると悪くなる
→気の巡りが悪くなり滞っている状態です。
・曇り空や雨の日に悪くなり、晴天になると良くなる
→気血の巡りが湿気に阻まれている状態です。

【問5】他にどんな症状がありますか

疲労や倦怠感がある
→気や血液の不足が起きている状態です。
・イライラする、頭痛がする、目の奥が痛む
→気や血液などが滞っている状態、血液の不足が起きている状態などが考えられます。
・歯ぎしり、食いしばりがある
→血液が滞っている状態、血液の不足が起きている状態などが考えられます。
・眼の乾き、睡眠障害がある
→血液の不足が起きている状態です。

むくみを完治し頭痛肩こりを予防するツボ

【むくみを完治し頭痛肩こりを予防するツボ】
・人迎(じんげい)・・・のど仏の上へりと同じ高さで、横首の筋肉(胸鎖乳突筋)の前側のへり。
【ツボマッサージのポイント】
四指(人差し指~小指)をやや立てた状態でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
深呼吸を行いながらこれを3セット行います。

むくみを完治し頭痛肩こりを予防するには鍼灸が効果的

水分代謝の停滞によって下肢のむくみや顔面のむくみが起こります。
この身体のむくみは肩こりを起こりやすくする要因です。
またむくみによる肩こりが悪化すると耳の周りのむくみが強くなりめまいや吐き気を引き起こすメニエール病にも発症しやすくなります。
この全身の水毒と呼ばれる停滞した水分の代謝を促進し肩こりやメニエール病の予防に効果があるのが東洋医学に基づく鍼灸治療です。
ぜひ、むくみや肩こりでお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。


関連する記事
吐き気がある肩こりの原因と治し方
耳の後ろを押すと痛い原因と治し方
[参考]

【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】

自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。

適応症状

睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
※お悩みのご相談も無料で承っております。メールやLINEからご連絡ください。

・住所 〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-7-7 オサダビル4F
・営業時間 9:30~19:30(年中無休)
・電話番号 0422-38-8708
・予約方法 メール・LINEチャットまたは電話でご連絡ください

一覧に戻る