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めまいに即効性のある食べ物

めまいに即効性のある食べ物
公開日:2022年10月24日
更新日:2024年03月14日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らないめまいでお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らないめまいでお悩みの方が多くご来院されています。

その中でも特徴的な症状は「目を閉じるとめまいが出現する」、「頭を動かすとクラクラするめまいが起こる」といった症状を訴える方が増えています。
東洋医学ではこれらのクラクラするめまいの原因には「頭部や顔面部の栄養不足」が関係していると考えます。

今回は「めまいに即効性のある食べ物」と題してめまい症状を東洋医学の観点から解説し、効果的な方法と食べ物を紹介します。

栄養不足が原因のめまいは2つのタイプがある

東洋医学では栄養不足が原因で起こるめまいには二つのタイプがあります。

一つ目は腎臓の疲れが原因の腎虚タイプです。
二つ目は全身の栄養と血液が不足している血虚タイプです。

この二つがどのようなめまいの特徴があるのか解説していきます。※1

腎臓の疲れが原因の腎虚タイプ

東洋医学では腎臓は脳の周りを満たす液体である脳髄を作っている内臓と考えます。
この脳髄が十分に頭部を満たしていれば脳は正常な活動が維持できます。

しかし、腎臓に疲労が溜まり脳髄の生成が低下してしまうと脳を満たす脳髄が減少してしまい脳の正常な活動が維持できなくなります。
このような腎臓の機能低下を東洋医学では腎虚(じんきょ)と呼びます。

この脳髄の減少によって主に起こる症状がめまいになります。
腎虚タイプのめまいの特徴は「急に気持ち悪くなるような吐き気を伴う」というものがあります。

脳髄は頭部の血圧の調整にも関係があるため、脳髄の減少によって頭部の血圧の維持ができなくなると吐き気を伴うと東洋医学では考えられています。※2

腎虚タイプの特徴的な全身症状

腎臓は脳髄の生成だけでなく全身の水分代謝や生殖器の発育や維持などを担っています。
そのため腎虚という体質はめまいや吐き気以外にも全身症状が起こることがあります。

腎虚タイプの全身症状は以下の通りです。

[全身症状] めまい(吐き気を伴う場合あり)、物忘れ、足腰がだるい、力が入らない、耳鳴り、手のひらや足裏が熱くなるまたは手足が冷えている、精力減退

腎虚タイプの特徴的な症状は足腰のだるさ、耳鳴りなどがあります。
東洋医学では腎臓はもともと冷えや寒さに弱い内臓と考えられているため、生活習慣の中で身体を冷やすような行いは腎臓を弱くし腎虚タイプになりやすくするため注意が必要です。

気血が不足が原因の栄養不足タイプ

東洋医学では身体の生命エネルギー(栄養など)を気血と呼びます。

この気血が不足すると脳を養うことができなくなるためめまいが起こるとされています。
この気血の不足が起こるパターンは二通りあります。
一つ目は体力の消耗が甚だしく気血の補給が追い付かない状態、二つ目は胃腸の消化吸収が低下することで身体に気血を生成することができない状態があります。

どちらも同様のめまい症状が起こります。
どちらのパターンにおいても身体を動かして体力を消費する行動をとるとめまいが起こります。

頭を動かすだけでクラクラするめまいが起こる」というような人は栄養不足タイプのめまいの可能性があります。※3

栄養不足タイプの特徴的な全身症状

栄養不足タイプは頭部への栄養不足だけでなく全身への栄養も不足になるため虚弱体質の症状が出現しやすい傾向にあります。

栄養不足タイプの全身症状は以下の通りです。

[全身症状] めまい(動くとめまいが強くなる)、倦怠感、話すのがおっくう、息切れ、顔色が白い、唇や爪につやがない、動悸、不眠、食欲不振

栄養不足タイプは不足している気血を補給するのが優先になります。
そのため足りないうちは無理な行動をとると症状が悪化するため安静にし養生するのが重要です。

腎虚タイプのめまいに効く食べ物

腎臓は冷えに弱い内臓であるためしっかりと身体を温めることで腎虚が改善されます。
また日常生活での対処法には腰から足にかけて温めるようにしてください。

食事も冷たいものを避けて身体を温めるものを摂ることを推奨します。
【腎虚タイプのめまいに効く食べ物】 くるみ、ニラ、鶏肉、エビ、卵、牛乳、豚肉

栄養不足タイプのめまいに効く食べ物

栄養不足タイプは胃腸の消化機能が低下していることで起きる傾向があるため、気血の補給だけでなく胃腸の働きを助けることが重要です。
食事では胃腸を冷やす食事(生ものや冷たいもの)を避け、積極的に胃を白湯などで温めることで徐々に食欲がわき消化機能が高まります。

それにより効率よく食物から気血を作ることができるようになります。
【栄養不足タイプのめまいに効く食べ物】 生姜、ねぎ、鶏肉、胡椒や山椒などの香辛料

栄養不足タイプのめまいにおすすめの漢方薬は補中益気湯

補中益気湯は食欲不振など胃腸機能が低下することで起こるめまい、身体の疲れ、倦怠感、食欲不振など消化吸収が弱くなることで起こる栄養不足によく用いられます。
【注釈】・・・補中益気湯は保険適用もあり、ツムラ41が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。

動くと悪化するめまいに効くツボ

【動くと悪化するめまいに効くツボ】 ・陽池(ようち)・・・手の甲側で、小指と薬指の間を手首方向に指を当てていき、手首の付け根あたりのくぼみのところ。

【ツボマッサージのポイント】 親指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。 響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。 深呼吸を行いながらこれを3セット行います。

当院が考えるめまいに対する鍼灸治療の考え方

西洋医学ではめまいには頭部(脳)への血流不足によるものや三半規管の機能の失調など数種類あります。
しかし、東洋医学的では主に内臓機能の不調が関係していると考えます。

当院ではこの西洋医学と東洋医学両方の観点からめまいの患者様には「どのような時に(お風呂上り、朝の起床時、イスから立ち上がったときなど)、どのようなめまいがでるか(ふわふわめまい、ぐるぐるめまいなど)、どのくらいの時間がでるか」といった詳細までお調べし鍼灸治療の精度を高めます。

それにより患者様のお身体の状態や体質に合った東洋医学的なツボ、西洋医学的な神経や筋肉を選定し鍼灸の治療効果を引き出してします。

動くと悪化するめまいは当院の東洋医学の鍼灸治療で改善できる

現在、当院では病院やクリニックで治らないめまいでお悩みの方が多くご来院されています。
めまいは突発的に起こるケースが多く、一度出現すると数分から数十分と出続けます。

重度の場合は立っているのも困難になり横になって静かにめまいがおさまるのを待つ必要があるものもあります。
このようなめまい症状には東洋医学の鍼灸治療が効果的です

西洋医学ではめまい症状はビタミン剤や対処療法としての飲み薬しか処方されず根本的な改善には至りません。
しかし、東洋医学に基づく鍼灸治療は体質に合ったツボを利用することで症状がでない体質に改善させることができます。

ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



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[参考]
※1 めまいに対して漢方でできる体質改善とは / 薬日本堂株式会社
https://www.nihondo.co.jp/philosophy/consultation/dizziness/
※2 腎虚とは/ 大阪大学大学院医学系研究科
https://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kanpou/aboutsensin/zinkyo.html
※3気血両虚タイプ/閲覧室

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