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男性更年期を治すために知っておく4タイプ

公開日:2022年10月21日 更新日:2023年01月16日 女性の更年期障害は広く一般的になりましたが今回取り上げる男性の更年期障害はまだ情報が少ないのが現状です。 女性の更年期障害が女性ホルモンの低下による影響であるのと同じように男性も男性ホルモンであるテストステロンの分泌が低下することでホルモンバランスが崩れ自律神経失調の症状である性欲減退やのぼせ、ホットフラッシュなどの自律神経症状が出現します。 今回はこの男性更年期の病態を東洋医学の考えで解説していきます。
目次 1.ホルモンバランス異常による男性更年期は東洋医学で改善できる 2.男性の更年期障害を東洋医学で考える 3. 最も多い原因は生殖器の栄養不足、生殖機能タイプ 4.胃腸の不調でも起こる、消化機能タイプ 5.イライラなどのストレスが原因、肝臓ストレスタイプ 6.身体の湿気が原因で起こる、湿気停滞タイプ 7.まとめ 8.男性更年期障害は東洋医学の鍼灸治療で改善します

東京都武蔵野市三鷹駅北口にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

1.ホルモンバランス異常による男性更年期は東洋医学で改善できる

男性更年期障害の症状は男性ホルモンであるテストステロンの分泌が低下することで起こる自律神経症状が主になります。 テストステロンの分泌低下の原因は諸説ありますが、現段階では「ストレスや年齢による機能低下によるもの」と現代医学では推定されています。このテストステロンの機能低下と自律神経症状を改善するには薬物療法ではなく、根本的な体質改善ができる東洋医学の治療をおすすめします。 では、東洋医学ではどのように男性更年期の病態を把握するのでしょうか。
2.男性の更年期障害を東洋医学で考える
東洋医学では男性更年期の原因を ①生殖器の栄養不足 ②胃腸の不調 ③ストレスによる情緒不安定 ④湿気の停滞 と4つに分けて考えます。 これらの原因を改善できればテストステロンの分泌を促すことができ自律神経症状も改善されます。
3. 最も多い原因は生殖器の栄養不足、生殖機能タイプ

東洋医学では年齢とともに生殖器の栄養が消耗されて不足しやすくなると考えます。テストステロンの分泌が低下するという現象もこの考えが当てはまります。 日々、消耗しやすい生殖器への栄養補給を血行循環によって促すことで健康を維持できますが、栄養の補給よりも消耗が高まると不足状態が長引き症状が出てきます。 東洋医学ではこの生殖器の栄養を腎精(じんせい)と呼びます。おおよそ40歳頃から腎精の不足の兆候(髪が抜け始める、顔が老けるなど)が現れ、年を重ねるごとに更年期の症状が顕著になっていきます。 少なくとも40歳以降はこの腎精(生殖器の栄養)が消耗しないように保護し補充することが更年期障害を悪化させないことにつながると東洋医学では考えます。 【特徴的な症状】 腰痛、腰が怠い、物忘れが多い、めまい、ホットフラッシュ、耳鳴り、精力減退、寝汗
4.胃腸の不調でも起こる、消化機能タイプ

病気や胃腸疾患、暴飲暴食などにより胃腸が傷むことで消化吸収機能が低下します。食べた物が上手く消化吸収されないと生殖器への血液や栄養が不足してしまい男性更年期障害が発症します。 この消化機能タイプの更年期障害特有の症状は、元気が出ない、疲れやすい、無気力などがあります。改善のためには胃腸の調子を整えてスムーズに飲食物が消化吸収される体質に変える必要があります。 【主な特徴的な症状】 疲労感が強い、めまい、下痢または便秘、食欲不振、顔色が白い
5.イライラなどのストレスが原因、肝臓ストレスタイプ

実は男性更年期の発症が精神的な要素によって左右されることが多いというのが現代医学でわかってきました。このタイプの男性更年期障害は日常生活におけるストレスが症状の出現を助長することがあります。 東洋医学ではストレスなどに起因する更年期障害は肝臓の疲れが原因と考えます。肝臓は血行循環と血液の貯蔵を自律神経によって調節している内臓です。 精神的なストレスが肝臓に疲労を与えて全身の血行循環が悪くなることで生殖器への栄養も不足し更年期障害は発症すると考えます。 日ごろからイライラだけでなく、めまいや頭痛なども出やすい場合はこの肝臓ストレスタイプになります。 【主な特徴的な症状】 憂鬱感、イライラ、怒りっぽい、胸から脇が張って痛む、口の乾燥、口が苦い、頭痛、性欲減退
6.身体の湿気が原因で起こる、湿気停滞タイプ

東洋医学では身体の体液の巡りが悪くなると水分が滞り、湿気が身体の内側で発生すると考えます。その湿気が生殖器への栄養が阻害することで男性更年期が出現します。男性は女性に比べると湿気が起こりやすい飲酒や外食する機会が多く、運動不足や体重増加になる傾向にあります。 この湿気停滞タイプの男性更年期になりやすいといえます。倦怠感、頭重感、喉に痰が絡みやすくなるなどの症状があればこの湿気停滞タイプになります。 【主な特徴的な症状】 倦怠感、頭が重い、身体が重い、痰が多い、吐き気、食欲不振、軟便、便がすっきりでない、不眠、めまい
7.まとめ
・男性更年期障害の症状は男性ホルモンであるテストステロンの分泌が低下することで起こる自律神経症状である ・東洋医学では男性更年期の原因を ①生殖器の栄養不足 ②胃腸の不調 ③ストレスによる情緒不安定 ④湿気の停滞と分けて治療する ・年相応に生殖器の栄養が消耗されて不足しやすくなると男性更年期が出現するため改善には補給が必要 ・食べた物が上手く消化吸収されないと生殖器への血液や栄養が不足してしまい男性更年期障害が発症する ・精神的なストレスが肝臓に疲労を与えて血行循環を悪くなることで生殖器への栄養が不足する男性更年期もある ・体液の巡りが悪くなると水分が滞り、湿気が身体の内側で発生する。その湿気が生殖器への栄養が阻害することで男性更年期が起こる
8.男性更年期障害は東洋医学の鍼灸治療で改善します

男性更年期障害は気血の不足や滞りによって起こると説明しました。このような男性更年期症状には当院の東洋医学の鍼灸治療によって改善できます。 不足している気血を補いつつ、症状の原因である気の滞りをスムーズにし症状の緩和・改善をはかります。ぜひ、男性更年期障害でお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

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