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生理の下腹痛は自律神経の乱れで起こる

生理の下腹痛は自律神経の乱れで起こる
公開日:2022年10月22日
更新日:2023年04月15日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

生理の下腹痛は自律神経の乱れで起こるのをご存知でしょうか?

女性特有の病気に生理痛があります。女性ホルモンによる影響で自律神経が乱れることで起こる下腹部の痛みや自律神経失調症状が生理痛になります。以前はその生理痛の中で最も多い「肝臓の疲れによる生理痛」を解説しました。
今回は「生理の下腹痛は自律神経の乱れで起こる」について解説します。冷え性体質の生理痛の特徴的な症状や改善方法を東洋医学の考えで説明しますので、ぜひチェックしてみてください。

冷え性が原因の生理痛はどんどん温めることが改善のカギ

冷え性が原因の生理痛はどんどん温めることが改善のカギ
冷え性が原因の生理痛はどんどん温めることが改善のカギ
生理痛が起こると温かい飲み物が欲しくなる」という感覚が出てくる方はいますでしょうか。このような身体を温めたくなる反応がある人は冷え性体質の生理痛の傾向があります。東洋医学では身体の冷えによって子宮が冷やされてしまい生理痛が起こることを“寒凝胞中かんぎほうちゅう”と呼びます。
もともと子宮や骨盤内は血液が豊富な場所ですが、女性の場合は生理周期、妊娠や出産などで血液を消耗するので血液による栄養補給と温度管理がとくに必要となります。この血液を介した栄養補給と温度管理が低下してしまうと身体に冷えがおこり不調が現れます。
ひとつには冷えによって子宮を温めることができず生理痛が出現します。改善方法には必ず身体を冷えないようにどんどん温めることが必要になります。

こんな生理痛の症状は子宮が冷えている

こんな生理痛の症状は子宮が冷えている
こんな生理痛の症状は子宮が冷えている
では具体的な冷え性体質の生理痛の特徴的な症状はどのようなものでしょうか。以下の通りになります。
[症状]
生理前・生理時に下腹部が冷えて痛む、下腹部を温めると痛みが静まる、生理量が少ない、経血の色が暗い、手足が冷える、温かいもの飲み物・食べ物を好む
特徴的な症状に「痛みのある下腹部を温めると痛みが静まる」というものです。この反応は他の生理痛にはなく冷え性体質の生理痛の特徴的なものになります。

エネルギー不足による冷え性と特徴的な全身症状について

エネルギー不足による冷え性と特徴的な全身症状について
エネルギー不足による冷え性と特徴的な全身症状について
子宮を温めるためには飲食物の消化吸収を通して生成されるエネルギーが必要です。しかし、胃腸が消化不良になると効率よくエネルギーが生成されず栄養不足になります。
この栄養不足により子宮が温められなくなります。他にも胃腸に問題がなくてもエネルギーの補給よりも消耗が激しいことでもエネルギー不足になり冷え性は起こります。ではエネルギー不足による冷え性の特徴的な症状はどのようなものでしょうか。
[症状]
手足が冷えやすい、顔色が白い、浮腫、下痢、風邪を引きやすい、じっとりと汗をかく、疲れやすい
もともと体力が不足している傾向にあるため無理に動くとすぐに疲れてしまったり、何もしてなくてもじっとりと汗をかく、といった症状が出やすいのがエネルギー不足による冷え性になります。

血液不足による冷え性と特徴的な全身症状について

血液不足による冷え性と特徴的な全身症状について
血液不足による冷え性と特徴的な全身症状について
冷え性が起こる原因はもう一つあります。それが血液不足によるものです。東洋医学では血液に含まれる栄養は子宮を温めるために必要な要素であり、活動するために日々消耗するものと考えられています。
そのため、血液が補給されないと子宮を温めることができずに冷え性が起こりやすくなります。では血液不足による冷え性はどのようなものでしょうか。
[症状]
手足が冷えやすい、唇の色が淡い、生理不順がある、めまい、立ちくらみ
血液が不足すると頭部に血液を送る量も減るため、顔面部や頭部の不調が出やすくなる傾向があります。

冷え性体質の生理痛を改善する食べ物とは

具体的に冷え性体質の生理痛に効果のある食べ物はどのようなものでしょうか。中医薬膳の観点から選んでみました。
[食材]
身体の寒さを散らし血液の巡りをよくする/生姜,ねぎ,にら,唐辛子,山椒,黒砂糖,鯵,鮭
子宮を温めて元気にする/にら,唐辛子,山椒,栗,黒ごま,くるみ,黒砂糖,鶏肉,エビ
 以上が改善に必要な食材になります。
中医薬膳の考えでは「食べ物からでも身体や子宮を温めることができる」と教えてくれます。冷え性の方は積極的に身体を温める食材を摂っていただき冷え性、生理痛を改善してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 身体の冷えによって不調になると子宮を温めることができずに生理痛が起こる
  • 冷え症体質の生理痛は生理前・生理時に下腹部が冷えて痛む、下腹部を温めると痛みが静まるなどの全身症状がある
  • エネルギー不足体質の冷え性はすぐに疲れてしまったり、何もしてなくてもじっとりと汗をかくなどの全身症状がある
  • 血液不足体質の冷え性は生理不順、めまい、立ちくらみなどの全身症状がある

生理の下腹痛は自律神経の乱れで起こる症状は鍼灸治療で改善できます

子宮を冷やす原因に胃腸の消化不良による栄養不足や血液不足があると説明しました。これらの症状を改善するには東洋医学でいう“気血を補う”という方法が大切です。その方法ができるのは食事、漢方、鍼灸治療があります。
その中で自律神経を含めた血行循環の調整ができる鍼灸治療が効果的です。当院では一人ひとりの体質を東洋医学に基づく診断をし効果的なツボを利用して治療を行います。
ぜひ、生理痛や冷え性でお悩みの方は当院の東洋医学の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。


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