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肌荒れを治す食べ物はジャスミン

肌荒れを治す食べ物はジャスミン
公開日:2022年10月21日
更新日:2023年03月16日
肌荒れの季節は乾燥しやすい秋~冬とイメージを持たれている方も多いかと思いますが、東洋医学では通年で肌荒れは起こるものと考えられています。
その中で肌荒れが起きる原因で最も多いのが“血虚”と呼ばれる血液不足の状態です。
今回は東洋医学に基づき肌荒れの原因と治すためのスキンケア(食べ物)をご紹介します。

東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログ記事を書いている我々は5万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。

カサカサする乾燥した肌荒れは血液不足、血液を補おう

カサカサする乾燥した肌荒れは血液不足、血液を補おう
カサカサする乾燥した肌荒れは血液不足、血液を補おう
ストレスなどでいきなり肌荒れが出てきたご経験がある方は多いかと思います。
カサカサとした肌荒れやプツプツとした肌荒れなど肌荒れを一つとっても種類があります。その中で最も多い肌荒れがカサカサした乾燥した肌荒れです。
この肌荒れの原因を東洋医学では血液の滞りによって皮膚に栄養が行き渡らない“血燥けっそう”と説明します。ではこの“血燥”はどのような状態なのか、東洋医学での血液の役割も含めて解説していきます。

東洋医学での血液の役割とは?

まず東洋医学での血液の役割を説明します。西洋医学では血液は赤血球によって酸素を運ぶ役割というのが一般的な知識とされていますが、東洋医学では血液のことを“血けつ”と呼び、もう少し抽象的な働きをしています。血はおおまかに2つの働きを持っています。一つ目は滋養作用です。
滋養作用は「臓腑、皮膚、筋肉、骨、目、耳などまで全身に栄を届ける。」という作用です。
二つ目は寧静(ねいせい)作用があり「精神を落ち着かせる」という作用です。血液が不足するとこれらの作用が低下し不調が起こります。

肌荒れは血の巡りを担う肝機能の低下が原因

肌荒れは血の巡りを担う肝機能の低下が原因
肌荒れは血の巡りを担う肝機能の低下が原因
前述した血の機能ですが、血液不足の肌荒れの要因に血液を調整する肝機能の低下があります。東洋医学では血流なども含めた自律神経の調整に肝が関わっていると考えます。
この肝の機能が低下すると血液循環が悪化し、皮膚が栄養不足の状態になりかゆみを伴うカサカサした肌荒れが起こります。
このような血液循環の悪化状態を東洋医学では“肝鬱かんうつ”と呼びます。

血液不足と血液の鬱滞は同時に起こる、「肝鬱血燥」の特徴的な症状とは

血液不足と血液の鬱滞は同時に起こる、「肝鬱血燥」の特徴的な症状とは
血液不足と血液の鬱滞は同時に起こる、「肝鬱血燥」の特徴的な症状とは
 肌荒れで最も多いカサカサした肌荒れですが、東洋医学では肝と呼ばれる内臓の機能低下によるものです。肌荒れの症状以外にも肝に関わる身体の不調が現れます。その特徴的な症状をご説明します。
【肝鬱血燥の症状】
・皮膚の症状→ かゆみがでやすい、乾燥して肥厚しやすい、皮膚が紫っぽい
・全体症状→  イライラ、情緒不安定、生理不順,眼精疲労,めまい,下痢,生理痛,頭痛
肝の機能に自律神経の調整がありますので、肝の機能低下が起こると自律神経にまつわる不調が肌荒れとともに出現します。ですので、肌荒れといっても全身症状として捉えて治療しなくては改善には至りません。
では、これらの「肝鬱血燥」によるカサカサした肌荒れはどのように改善すべきでしょうか。
今回は中医薬膳の食養生をもとに食材を選んでみました。

カサカサした肌荒れを改善する食材は中医薬膳で選ぶ

では肌荒れの原因を取り除く食べ物はどのようなものでしょうか。
中医薬膳の観点から食材を選んでみました。
疏肝理気:そば,菜の花,らっきょう,えんどう豆,ジャスミン,柑橘類
養血柔肝:にんじん,ほうれん草,落花生,レバー,イカ
活血化瘀行気:チンゲン菜・酢
選ぶポイントは3つです。
①鬱滞する肝の気を巡らせる
②疲労した肝に血を補う
③滞っている血を取り除く
です。
この3つが上手く身体の中で働くと顔や身体の保湿に必要な血液が生成され肌荒れが改善されます。まさに「食べるスキンケア」というわけです。

まとめ

カサカサする乾燥した肌荒れは血液不足が原因である
血液は東洋医学では滋養作用と寧静作用があり、身体の栄養と精神安定に関わっている
血液不足の肌荒れの要因に血液を調整する肝機能の低下がある
血液不足と血液の鬱滞は同時に起こる、それを「肝鬱血燥」という
食材を選ぶポイントは①鬱滞する肝の気を巡らせる、②疲労した肝に血を補う、③滞っている血を取り除くの3点

肌荒れは東洋医学の鍼灸治療で改善できます

西洋医学では肌荒れやかゆみにはステロイドなどを含む軟膏による薬物療法が主流です。
しかし、皮膚に軟膏を塗るだけでは根本的な改善にはなりません。当院の東洋医学の鍼灸治療では肌荒れは血液不足として考え、血液を増やし循環を良くする根本的な治療を行います。
アトピー性皮膚炎などもこの血液不足の原因であり鍼灸治療が効果的です。
ぜひ、肌荒れやかゆみでお悩みの方は当院の東洋医学の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。


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