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口の中が甘いストレス症状は鍼灸で完治する

口の中が甘いストレス症状は鍼灸で完治する
公開日:2022年10月21日
更新日:2022年10月29日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

病院やクリニックで治らない「口の中が甘い」という症状でお悩みの方が増えています

現在、当院では病院やクリニックで治らない口の中が甘いというお悩みの方が多くご来院されています。

その中でも特徴的な症状に「口から喉が甘い感じがする」「喉の奥に甘い味がする」「口の中が甘くて気持ち悪い」といった症状を訴える方が増えています。

甘い物を摂っていないにも関わらず口の中が甘くなるこの症状は消化器系の疲れやストレスが関係しています。

今回はこの「口の中が甘い症状はストレス完治の鍼灸」と題して口の中が甘くなる原因と東洋医学の鍼灸治療の有効性を含めて解説していきます。

【西洋医学】口の中が甘くなるのは亜鉛不足が原因

西洋医学では口の中が甘くなる原因に亜鉛不足があります。


この亜鉛不足が起きると味覚に関わる味蕾(みらい)の働きを低下させてしまい「口が甘い」という症状を起こすと考えられています。
亜鉛不足は食習慣の乱れによって栄養バランスが崩れて起こります。


それ以外にも心理的なストレスによって胃腸の機能が低下し亜鉛の吸収が悪くなることで不足することもあります。※1

【東洋医学】甘いものの摂りすぎは胃に湿気を起こしてしまう

東洋医学では甘い物や脂っこい物の摂りすぎで消化器の負担を重くしてしまい胃腸の機能低下を招くことで口が甘くなると考えられています。

この口が甘くなることを東洋医学の用語では口甘(こうかん)または口甜(こうてん)と呼びます。
甘い物や脂っこい物の摂りすぎは胃から腸へと飲食物を運ぶ働きが低下し、運びきれずに未消化物が胃に停滞してしまいます。

この胃で停滞した未消化物から起こるのが湿熱(しつねつ)と呼ばれる湿気です。 この口の甘さや口内炎などの症状はこの湿熱から引き起こされると考えられています。※2

「喉の奥が甘い感じがする」症状は慢性化している状態

この口が甘くなる症状が長引くと「喉の奥が甘い感じがする」という症状が起こることがあります。

これは東洋医学では胃にある湿熱が喉に上昇して溜まっている状態であるとされています。

この喉に溜まった湿熱(湿気)が上手く排泄できないと口が甘くなる症状だけでなく口内炎が出現しやすくなったり、また口内炎が改善してもすぐに再発するなど慢性的な口内炎に進行する可能性があります。

悪化すると痰が絡んで呼吸がしづらくなる

東洋医学ではこの湿熱の症状は長期になると悪化すると痰飲(たんいん)と呼ばれる粘っこい痰が生み出します。

痰飲は喉や気管に絡みつくため咳の症状を引き起こすことがあります。湿熱よりも水分代謝が悪くなっているためむくみ、頭痛、めまいなどの症状も起こりやすくなります。※3

口の甘い症状におすすめの漢方薬は竜胆瀉肝湯

東洋医学では甘い物や脂っこい物の摂りすぎは胃に湿気を帯びた熱を生み出すと考えます。

この胃に溜まった湿気の熱を取り除く働きがある漢方は竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)になります。
竜胆瀉肝湯は東洋医学の考えである「利水作用」に優れており身体の水分代謝を高めて身体の湿気をとりのぞき熱を冷ます作用があります。

それにより低下していた胃腸の調子を正常に戻すことができます。

【注釈】・・・竜胆瀉肝湯は保険適用もあり、ツムラ76が製品番号になります。服用する場合は医師、薬剤師と相談した上で開始してください。

実はカウンセリングは心理的ストレスを軽減させ症状の改善につながる

口が甘い症状は「症状そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい症状のことを気にして気持ちが落ち着かない」といった不調に対する捉え方や考え方によってもストレスがかかり症状を悪化させてしまいます。

そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正ことがとても重要になります。

日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで口が甘い症状が完治されることが多々あります。

当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で心理的ストレスへの治療を行っております。ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。

【改善例&効果の高いツボ 】朝起きたときに口が甘く感じる(50代女性)

【治療の体験者&改善例 】
50代女性で「3か月前から朝起きたときに口が甘く、いつも口の中が粘っこくて不快」との訴えでご来院されました。

当院にご来院前に口腔外科や歯科医院などに検査を受けたときには「ドライマウスの傾向がある」との診断を受けていました。

当院では東洋医学の問診や検査などを行い今回の症状の原因となる体質を調べることにしました。
詳しくお伺いするとストレスによって過食傾向にあり胃腸の機能が低下していることがわかりました。

そのため鍼灸治療ではストレスの緩和と胃腸の機能を向上させることを優先的に行い改善を促しました。

【主に利用したツボ】
・京門(けいもん)・・・わき腹に触れる肋骨のいちばん下へりで押すと痛むところにあるツボ。

当院が考える口の甘さを治す鍼灸治療

この症状を改善するには東洋医学の考えに基づき根本的な原因である胃に溜まった湿熱を早期に除去することが鍵になります。

もちろん甘い物や脂っこいものを制限し、傷んだ胃腸を回復するように促すことも重要です。
というのも、湿熱から痰飲へと病態が変化してしまうと回復までに時間がかかります。

そのため当院では患者様の体質や状態を胃腸の回復を促しつつ、身体に溜まった湿気をスムーズに排出できるように鍼灸治療を行います。

口の甘さや口内炎は東洋医学の胃腸を高める鍼灸治療で改善できます

現在、当院では病院やクリニックで治らない口の中が甘いというお悩みの方が多くご来院されています。

口が甘くなる症状を改善するには水分代謝を促し胃腸を整えることが重要です。

当院では東洋医学の考えに基づき患者様の体質に合わせて東洋医学のツボを組み合わせた鍼灸治療を行っております。

個々の体質に合った東洋医学のツボを選定し上手に利用することで鍼灸の効果を引き出しています。

ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。 



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[参考]
※1.舌の味細胞から刺激を受けて脳へ/利根中央病院
※2.口甘(口が甘い)/漢方薬相談・漢方百科 | イスクラ薬局
https://www.ikanpo.jp/kanpo/2020/03/08/%E5%8F%A3%E7%94%98%EF%BC%88%E5%8F%A3%E3%81%8C%E7%94%98%E3%81%84%EF%BC%89/
※3.痰飲(たんいん)による不安神経症の鍼灸治療/倉敷平成病院 甄立 学
http://www.heisei.or.jp/blog/?p=6874

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