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コロコロ便が鍼灸治療で治ったブログ

コロコロ便が鍼灸治療で治ったブログ
公開日:2022年10月19日
更新日:2024年03月14日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

なぜ頑固な便秘やコロコロ便が起こるのか

厚生労働省の国民生活基礎調査(2016年)では男性は約40人に1人、女性では約20人に1人が便秘の症状(コロコロ便)を自覚しています。

女性の方が統計的にも2倍多い便秘ですが、長期にわたり便秘が長引くと、頭痛、皮膚炎、咳、口臭、吐き気などの自家中毒症状が出てきます。

早めに改善することで様々な自律神経にまつわる不定愁訴も改善されます。 今回はこの便秘について東洋医学で解説したいと思います。※1

頑固なコロコロ便が起こる原因は腸の乾燥

腸が乾燥することでコロコロ便が起こる

便通は健康のバロメーターです。しかし、毎日気持ちよく排便することが健康の秘訣ですが、スッキリ出ない便秘の方が増えています。
とくに便秘の中で女性や高齢者に多いのが“コロコロ便”です。

東洋医学では「腸燥便秘(腸が乾燥している便秘)」と呼ばれています。
腸が乾燥しているため放置しておく切れ痔やいぼ痔などに進行する可能性もあります。

腸の中が乾燥すると硬くコロコロした便になったり、便が硬いため、無理矢理いきんで排便しようとすると肛門が傷つき切れやすくなります。
それが肛門の痛みや切れ痔などにつながります。「便がなかなか出にくい」「いつも便が硬くてコロコロしている」「無理にいきむと出血する」など便通に悩みを抱えている方はこの「腸がカラカラに乾燥している状態」が考えられます。※2

女性の頑固な便秘は血液不足で腸の乾燥が発生

女性は生理周期により出血が起こります。
男性に比べると血液不足になりやすい傾向にあると思います。

この生理中による便秘はなぜかというとこの出血が便秘の原因の一つといえます。
他にも出産によっても出血が起こり、「産後をきっかけに便が硬くなった、便秘気味」と感じた方は出産によって消耗した血液が回復できていない状態といえます。

頑固な便秘を即効で治すなら血液を増やす食べ物

東洋医学では血液のことを“血けつ”と呼び、栄養を全身に運ぶ働きの他に“滋潤作用”という身体を潤す働きがあります。
この血が不足すると腸内を潤す働きが低下して腸が乾燥してしまい便が出にくくなるという状態になります。

便秘が男性よりも女性に多い理由は生理周期や出産などで出血し血を消耗することが多く、常に血が足りない状態にあることが原因といえます。
この血が足りない状態を“血虚”といいます。

「便秘すると肌荒れが起こる」、というのも血虚による影響

便秘がすると肌荒れが出てくる」と感じた方はおられるのではないでしょうか。

実はこれも血の不足による滋潤作用の低下が影響しています。
東洋医学では皮膚の栄養も血液が担っており潤いと栄養を皮膚に与えています。

また体質によって肌荒れの出方も変わってきます。
カサカサと皮膚が乾燥しているものは血の栄養不足によるものですし、プツプツとニキビができるものは血の鬱滞によるものと考えます。

腸が乾燥した便秘が悪化するとコロコロとした便になる

便秘症の人で排泄される便がコロコロとした状態の方は多いかと思われます。

これも前述したように血の不足により起こる“兎糞様便 とふんようべん”と呼ばれるものです。
腸内と便の乾燥により起こる便です。

この状態になると東洋医学では血の不足だけでなく津液しんえきと呼ばれる身体の体液も不足し、身体の熱を冷ます機能が低下します。
のぼせ、ほてり、微熱、寝汗などの症状が出てきます。

生理前の便秘と妊娠後期の便秘は気滞便秘

生理前の便秘と妊娠後期の便秘は気滞便秘

今までは血虚による便秘を解説しましたが、生理前と妊娠後期にも便秘が多くなる傾向にあります。

この時期における便秘は血の不足ではなくホルモンバランスの影響により気の巡りが滞って起こる気滞(きたい)という状態の便秘になります。
ストレスによるイライラや憂鬱で気の巡りが滞り胃腸の調子が悪くなることで起こります。

特徴としては詰まっていた便が出てしまえばスッキリと体調がよくなる傾向にあります。

コロコロ便(血虚便秘)を改善する即効性のある食べ物とは

では、血の不足による便秘を改善する食べ物はどのようなものでしょうか。中医薬膳の考えから選んでみました。以下の通りになります。

  • 滋陰潤腸(陰を補い腸を潤す)/いちじく,松の実,ごま,牛乳,チーズ

食材選びのポイントは不足している気血を補う食べ物となります。ある程度排便するための体力も消耗していると考えるため炭水化物や甘いものも摂ることで滋養強壮につながります。
機能性便秘とはこの体力の消耗が関係しています。

気滞便秘を改善する即効性のある食べ物とは

気滞便秘を改善する食べ物とは
気滞便秘を改善する食べ物とは

生理前の便秘の完治と妊娠後期の便秘の完治に関わる食べ物を選びました。 以下の通りです。

疏肝理気(気の巡りをよくする)/そば,玉ねぎ,らっきょう,大根,かぶ,えんどう豆,みかん,ジャスミン

気の巡りを良くする食べ物がそのまま気滞便秘の改善につながります。とくに柑橘系は気の巡りをよくする食べ物の代表ですので積極的に摂っていきましょう。 ポイントは消化の悪いものや胃腸に悪いもの(脂っこいもの、冷たいもの)はなるべく避けることです。

コロコロ便に即効で効くツボ

【コロコロ便に即効で効くツボ】 ・地機(ちき)・・・ひざの内側の下にある骨のくぼみと、くるぶしの内側を結んだ線の上から3分の1の場所。

【ツボマッサージのポイント】 親指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。
深呼吸を行いながらこれを3セット行います。

まとめ

  • 女性の便秘の多くは血液不足による乾燥状態が原因
  • 血が不足すると腸内を潤す働きが低下して腸が乾燥してしまい便が出にくくなる
  • 便秘による肌荒れも血滋潤作用が低下して起こるもの
  • 血虚の便秘が悪化するとコロコロとした便になる
  • 機能性便秘の多くは栄養不足による体力の消耗が関係している

頑固なコロコロ便を即効で治すなら東洋医学の鍼灸治療

今回は女性の悩みで多い症状のコロコロ便や便秘について解説しました。

コロコロ便や便秘といっても付随する症状が多岐にわたり(頭痛、皮膚炎、咳、口臭、吐き気など)、長期化すると大腸がんなどのリスクも出てくるものですので早期に改善する必要があります。
その中で東洋医学では様々な体質によって便秘を分類し改善に導けるものです。

東洋医学の鍼灸治療はコロコロ便や便秘の完治に効果的です。
鍼灸治療は便秘完治に効果的な経穴(ツボ)を利用し腸内の潤いを高めて排便をスムーズにします

ぜひ、便秘でお悩みの方は東洋医学の鍼灸治療を試してみてはいかがでしょうか。


[参考]
※1 第9表 有訴者率(人口千対),年齢(10歳階級)・性・症状(複数回答)別 / 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa10/toukei.html
※2 便秘やウサギのようなコロコロ便が続く…/ 田中内科クリニック
https://www.tanakac.com/constipation/

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