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更年期めまいは低気圧で悪化する

公開日:2022年11月10日 更新日:2023年09月10日

目次
- 1 更年期はエストロゲンの増減の波が起こる
- 2 更年期めまいの原因はホルモンのゆらぎ
- 3 更年期めまいは気象病(気圧の変化)で悪化する
- 4 耳の内側にある「気圧センサー」によって気象病のめまいが引き起こされている
- 5 気圧センサーが興奮するとめまい・耳鳴りが起こる
- 6 更年期症状と気象病(天気痛)の症状はとても似ている
- 7 慢性的な肩こり・首こりも気圧センサーが反応してしまうので要注意
- 8 低気圧で悪化する更年期めまいに効くツボ
- 9 更年期めまいにおすすめの食べ物は青魚
- 10 低気圧で悪化する更年期めまいは東洋医学に基づく鍼灸治療で治る
- 11 【Youtube 動画】めまいが起きる人の特徴を徹底解説【めまいの予防と治し方】
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更年期はエストロゲンの増減の波が起こる
更年期障害は閉経に伴い女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が減少することで卵巣の働きが衰えます。 健康であればエストロゲンの分泌によって自律神経が反応し身体の機能が調整されますが、エストロゲンの減少が起こると自律神経の調整がうまく効かなくなり様々な機能の不調が起こります。これを更年期障害といいます。またエストロゲンの減少にも波があり、増減を繰り返しながら徐々に減少していくためその波によって症状が重く感じてきます。※1
更年期めまいの原因はホルモンのゆらぎ

この増減する女性ホルモンの波を「ゆらぎ」と呼びます。 このエストロゲン(女性ホルモン)と自律神経(交感神経と副交感神経)の関係性が崩れることでめまいは出やすくなります。 しかし更年期障害(更年期症状)で最も訴えが多いのがこのめまい症状ですが、それ以外でも自律神経が乱れるとめまいが起こりやすくなります。※2
更年期めまいは気象病(気圧の変化)で悪化する

「雨が降る前の日に体調を崩しやすい」「曇天の日にズキズキと頭痛がしてくる」といった低気圧によって起こる頭痛が出現する人が増えています。 このような天候によって起こる体調不良を気象病と呼びます。 この気象病の中にもめまいが含まれており改善するには耳の内側にある気圧センサーの安定化が必要です。 またこの気象病による身体の不調は更年期障害のときに顕著に現れるため、更年期めまいをもっている方でさらに気象病ももっている方はめまいが悪化しやすい傾向にあります。※3
耳の内側にある「気圧センサー」によって気象病のめまいが引き起こされている

気圧の変化を感じる機能は鳥類の耳に存在しており、悪天候に備える行動を取るために機能が働いていることが知られています。 しかし、この気圧の変化を感じる機能は哺乳類では十分に証明されていませんでした。 それがマウスの実験によって哺乳類にもこの「気圧センサー」が存在していることが最近わかったようです。
気圧センサーが興奮するとめまい・耳鳴りが起こる

低気圧の状態になると内耳の「前庭器官」からの感覚情報が集まる延髄の細胞内で興奮状態になります。 この興奮状態が痛みを呼び覚ましたり、気分の落ち込みやめまい・耳鳴りなどを引き起こします。 最近増えている気象病によるめまいはこの気圧の変化に脳が興奮して反応しているのが原因になります。
更年期症状と気象病(天気痛)の症状はとても似ている

気象の変化によって起こる「気象病(天気痛)」は低気圧に影響を受けて症状が出現します。その症状は更年期症状ととても似ています。以下の通りになります。 ・頭痛 ・神経痛の悪化 ・めまい ・肩こり ・首痛 ・腰痛 ・眠気 ・耳の症状 ・気分の落ち込み ・うつ ・不安症 など多岐にわたって症状が出現します。
慢性的な肩こり・首こりも気圧センサーが反応してしまうので要注意

耳の奥にある気圧センサーですが、実は首や肩の筋肉に周りを覆われているため肩こりや首こりによって気圧センサーが刺激を受けて反応してめまいが出ることもあります。(近い症状にメニエール病があります。メニエール病は内耳のリンパが水膨れを起こすことで三半規管が刺激されてめまいがおきる病気です)日ごろから首や肩周りの筋肉の緊張は緩めることがめまいの予防になります。
低気圧で悪化する更年期めまいに効くツボ

【低気圧で悪化する更年期めまいに効くツボ】 ・睛明(せいめい)・・・目頭の内側やや上方のくぼんだ部分。 【ツボマッサージのポイント】 人差し指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。 響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに小さく円を描くようにマッサージしてみてください。 深呼吸を行いながらこれを3セット行います。
更年期めまいにおすすめの食べ物は青魚

めまいに良い食材として考えられるものは血流改善、疲労回復、貧血予防が期待できる食材です。栄養素としてはビタミンB1・B2・B6・B12 などのビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、青魚などに含まれるαリノレン酸・エイコサペンタエン酸、トリプトファン、マグネシウム、亜鉛、鉄などを含むものが有効です。
低気圧で悪化する更年期めまいは東洋医学に基づく鍼灸治療で治る
更年期障害で起こる症状や低気圧による気象病に関連があることを解説しました。 どちらも直接的に症状を出現させている原因に自律神経の乱れによる機能低下があります。 この不調の原因である自律神経の乱れを改善するには東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。 更年期や低気圧によるめまいは東洋医学に基づく鍼灸治療で治ります。 ぜひ、めまいでお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
【Youtube 動画】めまいが起きる人の特徴を徹底解説【めまいの予防と治し方】
今回は「めまいが起きる人の特徴を徹底解説【めまいの予防と治し方】~立ちくらみ・ふらつき・起立性調節障害~」と題してめまいの予防と治し方について解説しています。 ぜひ、めまい症状でお悩みの方はご覧ください。

関連する記事 ふわふわめまいは自律神経のツボで治る 急に起こるめまいの原因と治し方 めまいがスッキリ治る新しい対処法 更年期めまいに効く鍼灸のツボ [参考] ※1.更年期障害/厚生労働省 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-081.html ※2.女性に必ず訪れる更年期 症状や原因、女性ホルモンのゆらぎとのつき合い方/NHK健康チャンネル 善方 裕美 https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_438.html ※3 更年期障害がつらいのは天気のせい?/アリナミン製薬株式会社からだ健康サイエンス https://alinamin-kenko.jp/yakuhou/feature/weather/vol01.html
【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】
自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。
睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。