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自律神経を整えるには身体を温める
公開日:2022年10月21日 更新日:2023年05月31日 ついついあきらめてしまいがちな慢性的な不調のひとつに「体の冷え・むくみ」がありませんか? 冬場はもちろん夏場でも体が冷えて、いつもむくみや肩こりに悩まされていませんか?それらの症状は多くの場合、血行の悪さが原因で起こります。 血液は栄養や酸素を細胞の隅々まで届けてくれる大切な役割がありますが、それが滞ってしまうのは「健康な体」とは言えませんよね。ではどうして血行が悪くなってしまうのか。実はそこには自律神経が深く関わっているのです。
目次
自律神経が乱れると血管の動きも滞る
心臓から拍出された血液は血管を介して体中に送り出されています。実は血管自体も太くなったり、細くなったり調節され、ポンプの様な役割でその流れを補助しているのです。 その血管の動きを司っているのが「自律神経」です。 ところがストレスや緊張などで自律神経が乱れてくると血管の動きが鈍くなり血行も悪くなります。 「緊張した時に手が冷たくなる」ということを誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。まさにそれです。
どのようなメカニズムか
血管は交感神経が強く働いている時(緊張やストレス)に収縮し、副交感神経が強く働いている時は拡張します。それらがバランス良く働いている時は体中の毛細血管まで血液が行き渡り、健康な状態でいられます。 しかし、そのバランスが崩れると、血管が収縮しっぱなしで血行が滞ったり、反対に拡張しっぱなしで静脈に血液が停滞してしまう「鬱滞(うったい)」が引き起こされます。 毛細血管は手足だけではなく体中にあり、そこには内臓も含まれ、内臓も血行が悪くなることでいわゆる「内臓冷え」を引き起こします。 <血管収縮による不調> 手足末端の冷え・肩こり・生理痛・内臓冷えなど <血管拡張による不調> 手足のむくみ・生理の時のむくみ・朝の顔のむくみなど
根本的な血行改善は自律神経を整えること
血行改善には運動やお風呂が良いという考えもありますが、どれも一時的な作用で、根本的に解決はできていません。自律神経が乱れたままであればまた血行不良が起こります。 いくら運動や、お風呂に入っていたとしても、職場環境や人間関係のストレスを抱えていたり、不規則な生活を送っている限りは症状の改善は難しいでしょう。 しかし、運動やお風呂で体を温める必要がないとは言っておりません。きちんとやった方が良いです。 それらを行ってリラックスができ自律神経が整うこともありますし。ただ、忘れてはいけない大切なことは自律神経が乱れる環境、原因を取り除けているかということです。
自律神経を整える最初の一歩は呼吸です
現代社会には多くのストレスや緊張が潜んでいます。極度の緊張やストレスは交感神経の働きを活発にさせるため、現代人は「交感神経優位」の状態が日常化しています。 緊張した時のことを「息が詰まる」と表現しますが、実際に緊張、興奮した時は交感神経が強く働き呼吸が浅くなります。 反対にゆっくりとした呼吸をすれば交感神経の興奮を抑え、副交感神経が優位になる反応が起き、体中の血管が緩み血液が全身を巡ります。 呼吸は自分の意志でコントロールできますよね。自分の意志で簡単に自律神経を整えることができる方法です。
おすすめの呼吸法
「ゆったり呼吸」 あまり難しい方法を紹介してもやらなくなってしまうので、基本的で簡単だけどしっかり効果がある方法をご紹介いたします。 ポイントは2つあります。 1つ目のポイントは「1:2」の長さで息を吸って吐くことです。 3秒吸って6秒吐く。それが難しければ2秒吸って4秒吐く。どんな割合でもいいので「1:2」この割合を意識してみてください。鼻から吸うでも口から吸うでもなんでも構いません。 2つ目のポイントは吸うときは肺いっぱいに空気が入るように、吐くときはしっかり吐ききることです。 この2つを意識してまずは「ゆっくりと呼吸している」ことを意識して行いましょう。
温める?冷やす?なに食べる?
先ほどもご説明しましたが、現代人は交感神経優位な人が多いです。つまり、全身の血管は収縮してやすい状態です。 「体を冷やす水風呂が健康に良い」「首の後ろを冷やすと自律神経良い」などの情報をたまに聞きますが、基本的に冷やさない方が良いでしょう。 女性の場合は男性に比べて代謝も低く、冷えやすい傾向にあります。 おすすめの方法は首筋にホットタオルを当ててリラックスする方法です。首には太い血管が通っているので効率よく血行改善できます。 食材ではショウガがおすすめです。体を温めて巡りを改善するにはうってつけの食材です。シンプルで付け足しやすい食材ですので普段の料理に少し加えるだけで劇的に体質が変化します。
まとめ
①自律神経が乱れると血行が悪くなる ②交感神経と副交感神経のバランスで血行は保たれる ③冷えや肩こりは血管収縮・むくみは血管拡張によって引き起こされる ④現代人は交感神経優位になりやすいのでゆったり呼吸でリラックスを ⑤体は温め、ショウガを付けたし全身の巡りを改善
さいごに
自律神経を整えるために何か特別なことをする必要はありません。少しの意識と少しの時間が確保できればご紹介した内容の実践やリラックスする時間は作れるかと思います。 ご紹介した内容はシンプルですが、これを実践し日々の健康管理に役立てていただければ幸いです。 全身の血行循環が良ければ、内科疾患や様々な痛みともおさらばでき、すべてを解決してくれるのです。当院での鍼灸治療も一緒に行えばもっと自律神経が整い、健康になることは言うまでもありませんね。
【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。