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肝臓と痔の関係を分かりやすく解説

肝臓と痔の関係を分かりやすく解説
公開日:2022年10月24日
更新日:2023年4月12日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。

肝臓が疲れると痔になるその理由と痔を治す食べ物を解説します

痔は肛門にある直腸静脈に血栓が起こること発生します。この血栓によりしこり(鬱血)が出来ておこる不調をさします。症状は排便後に起こる出血(切れ痔)や鬱血が高まることで痛みが起きたりします。
東洋医学では痔は肛門周囲のみの問題としてとらえずに全身症状を伴う血液の循環障害と考えます。今回は肝臓が疲れると痔になるその理由と痔を治す食べ物を東洋医学で解説していきます。

いぼ痔、切れ痔が出てきたら肝臓の疲れ

いぼ痔、切れ痔が出てきたら肝臓の疲れ
いぼ痔、切れ痔が出てきたら肝臓の疲れ
いぼ痔や切れ痔など痔の症状全般は内臓の疲れによる原因です。とくに痔が出現する直腸静脈は肝臓へと血液を送り返す途中で起こっているため血液を受け入れる側の肝臓に疲れや不調などが発生すると痔が出現する可能性が高まります

全身の血行循環が悪化しているためにいぼ痔、切れ痔が出てきている

東洋医学では血行循環の調整や貯蔵を肝臓が担っていると考えます。肝臓に疲労が溜まるとこの血行循環の調整に障害が起こり、痔が出現しやすくなります。
また肝臓は自律神経の調整にも関わっているため精神的なストレスなどでも肝臓に疲労が起こるため痔の症状とともに自律神経失調の全身症状が現れやすくなります

いぼ痔・切れ痔が起こる肝臓に疲労が起こる原因4つ

いぼ痔・切れ痔などが起こる原因に肝臓の疲労が関わっていると説明しました。では、いぼ痔・切れ痔になる肝臓の疲労はどのような原因になるのでしょうか。東洋医学では5つの原因で説明しています。

暴飲暴食・偏食による原因

暴飲暴食・偏食による原因
暴飲暴食・偏食による原因
暴飲暴食や偏食をすることにより胃腸に負担がおこるだけでなく、肝臓の解毒作用の働きにも負担がかかります。長期にわたり暴飲暴食や偏食をすると肝臓の解毒作用だけでなく血行循環の調整にも乱れを生じ、痔が起こりやすくなります

便秘による血管の圧迫による原因

痔の直接的な原因は便の詰まりによって静脈が圧迫を受けることで鬱血が起こり痔が出現します。しかし根本的な便秘が起こる原因は肝臓が調整する自律神経に乱れが生じるものです。東洋医学ではこの状態を“気の滞り”として考えます。

偏った運動による血行循環の停滞

偏った運動による血行循環の停滞
偏った運動による血行循環の停滞
長時間の座った姿勢や立ち仕事、重荷を盛って長く歩くなど、偏った運動や悪い姿勢が長く続くと肝臓が調整する血行循環が不調になり血液の滞りが起こります。肉体労働だけでなく、長時間のデスクワークでも起こりやすくなるので注意が必要です。

妊娠・出産の体力の消耗による血行不良

妊娠や出産は体力の消耗が激しく肝臓で貯蔵している血液を消費するため血行循環が悪くなる傾向にあります。そのため血行が滞ることで痔が起こりやすいと東洋医学では考えます。肝臓の疲労を摂るだけでなく消耗した血液を補給することが大切です。

全身症状で調べる、いぼ痔・切れ痔の3つの体質

全身症状で調べる、いぼ痔・切れ痔の3つの体質
全身症状で調べる、いぼ痔・切れ痔の3つの体質
痔を改善するためには全身症状を調べて体質を決めるのが先決です。東洋医学では以下の3つに分類して体質を決めます。
①うつ熱タイプ
ストレスなどが原因で身体に熱が溜まっているタイプ
[全身症状]
大便の乾燥、肛門の灼熱感、疼痛、出血した血が赤い、尿が黄色い、赤ら顔、胸がモヤモヤする、
口が渇きやすい、口臭が強い
②湿気停滞タイプ
暴飲暴食などで胃腸の低下により身体に湿気が溜まっているタイプ
[全身症状]
下痢または便秘、肛門が下に落ちている感じ、痔が腫れて痛む、口の中が粘る、口臭が強い
③エネルギー不足タイプ
体力や血液の消耗により血行循環が悪くなっているタイプ
[全身症状]
下痢または排便困難、排便後に疲労感、倦怠感、疲労感、食欲不振、顔色が悪い、めまい、動悸、息切れ、脱肛、出血の色が暗い
各タイプに特徴的な全身症状があります。痔の痛みや症状だけに囚われず、日常生活における不調と照らし合わせて体質をお調べください。

痔の痛みを治す効果的な食べ物

いぼ痔・切れ痔を治す食べ物
いぼ痔・切れ痔を治す食べ物
3つのタイプ別に効果のある食材を中医薬膳の観点から選んでみました。ぜひ、症状でお悩みの方は参考にしていただければと思います。
①うつ熱タイプに効果がある食べ物
[食材]身体の熱を冷ます効果:
にがうり,トマト,レンコン,白菜,セロリ,きゅうり,水菜,バナナ,スイカ
②湿気停滞タイプに効果がある食べ物
[食材]身体の湿気を取り除く効果:
ハト麦,とうもろこし,大豆,あずき,とうがん,わかめ,もずく
③エネルギー不足タイプに効果がある食べ物
[食材]エネルギーを補う効果:
米,じゃがいも,かぼちゃ,キャベツ,豆類,蜂蜜,肉類,タラ,いわし,さば

まとめ

・肝臓に疲れや不調などが発生すると痔が出現する可能性が高まる
・精神的なストレスなどでも肝臓に疲労が起こるため自律神経失調の全身症状が現れやすい
・暴飲暴食や偏食をすると胃腸に負担がかかり痔が発生しやすくなる
・便の詰まりによって静脈が圧迫を受けることで鬱血が起こり痔が出現する
・偏った運動が続くと肝臓が調整する血行循環が不調になり血液の滞りが起こり痔が出現する
・妊娠や出産は体力の消耗が激しく肝臓で貯蔵している血液を消費し痔が出現する

肝臓が疲れると痔になる症状は鍼灸治療で改善できる

痔は直腸静脈の鬱血による症状です。西洋医学では局所的な血流の問題として捉えますが東洋医学では全身症状として捉えて治療します。とくに精神的な自律神経との関わりが強い肝臓を含めて改善を図ります。
直腸静脈の鬱血は全身の血行循環の不調ですので早めの根本的な改善が必要です。当院の東洋医学に基づく鍼灸治療は上記でお伝えしたように個々の体質に合わせて治療をしていくため効果的です。
ぜひ、痔の痛みなどの症状でお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。



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